■ LZHをExpanderから扱えるようにする方法 BeOSには標準でExpanderというソフトが付属していて、Zipやらtar、gzなんかを解凍できます。 せっかくですから、他の圧縮ファイルもこいつを使って解凍できないでしょうか・・・。 えぇ、できます。できますとも! ウラー!!
◆Expanderの定義ファイル/boot/home/config/etc/expander.rules.sampleというファイルがあります。 そうです、名前からもわかる通り、これがExpanderの定義ファイルのサンプルとなっています。 こいつを/boot/home/config/etc/expander.rulesという名前にコピーしてやれば定義ファイル として機能します。サンプルを見ればわかるとは思うのですが、 この定義ファイルのフォーマットについてちょっと書いてみます。
このファイルは1行に1エントリとなっていて、各行はタブで区切られた4項目からなります。 項目は、「MIMEタイプ」「拡張子」「一覧取得のためのコマンド」「展開のためのコマンド」の4つです。 「MIMEタイプ」は、そのエントリがどのMIMEタイプに属するファイルに対するものなのかを示します。 「拡張子」はその名の通り。ドットから記述します。「一覧取得のためのコマンド」は、 使用されているのか謎ですが、ファイル名一覧を取るためのコマンドを記述します。 「展開のためのコマンド」も同様です。これらの記述にはファイル名のかわりに「%s」を記述します。
以下にLZHファイルのための記述を掲載しますので参考にしてください。
[/boot/home/config/etc/expander.rules]
# lha rule: "application/x-lharc" .lzh "lha l %s" "lha x %s"これでExpanderからLZHを展開できます(もちろん、lhaをインストールする必要はありますが)。
◆ダブルクリックで・・・このままではTrackerからLZHファイルを開こうとしてもExpanderが起動しません。 ってことでファイルタイプの設定をしてみましょう。BeOSには一応ファイルタイプとして "application/x-lharc"というタイプが登録されているようです。 なので、あとはこのタイプがExpanderの扱えるタイプだと明示すればOK。 /boot/beos/apps/をTrackerで開き、Expanderのところで右クリック。 メニューからadd-ons/FileTypeを選びます。 「Supported Types:」のところで「Add…」を選び、"application/x-lharc"を追加します。 あとはこいつを保存し、FileTypeから"application/x-lharc"のPreffered Applicationが Expanderになっていることを確認します。ここまで完了すれば、LZHファイルのダブルクリックで Expnaderが起動。その後いつも通りの操作でZIPファイル同様LZHファイルも展開できるはずです。